英国の『サンデー・タイムズ』が11月29日に伝えたところによると、英国の官僚は日本の官僚に対し、中国が英国審査機関から原子炉技術に関する安全基準の認可を受けるために「列に割り込む」ことはないと断言したもようだ。
中国は英国をグローバル市場の参入ルートとみなし、「華龍1号」原子炉の初めての輸出受注に尽力する。この原子炉は中国国内でもまだ使用されていない。
今回の提携は、英国のジョージ・オズボーン財務相が進める英国での中国人によるインフラ施設更新・改造プロジェクト投資奨励策の目玉だ。
中国は約20億ポンドを投じて株式を保有し、フランスエネルギー大手のエレクトリシテ・ドゥ・フランス(フランス電力会社)と共同で、議論の的となっている英国のヒンクリー・ポイント原子力発電所とサイズウェル原子力発電所を建造する。