分析によると、同じ製品でも国内と海外とで価格が異なるのは、税率、営業コスト、流通ルートの利益などさまざまな要因が総合的に作用しあった結果だという。
商務部(商務省)がまとめた一連のデータによると、腕時計、カバン、衣類、アルコール類、電子製品の5品目の高級ブランド20種類の商品は、大陸部市場で買うと香港より約45%高く、米国より51%高く、フランスより72%高い。
調査では、最新のデータにより、中国人観光客の海外消費額が9月の250億ドルから10月は190億ドルに減少したことがわかった。前年同期の160億ドルよりは多いが、年率換算の増加率は上半期の60%超から約20%に低下した。
スイスのUBS銀行が行った調査によると、10月末現在、所得が中の上クラスの中国人の来年の海外旅行の予定回数は平均2.1回で、春の調査時の2.6回を下回った。同行の予想では、今年は海外旅行の増加率が15%前後に鈍化するとみられる。15%は高い数字だが、過去数年間の平均18%には及ばないという。