潜水に備える「寰島蛟竜1号」
中国誠通発展集団公司の寰島集団が投資し、中国船舶重工集団公司第702研究所が開発した世界最大級の全透明観光用潜水艇「寰島蛟竜1号」が、海南省三亜市で試運転を開始した。
「寰島蛟竜1号」は、有人潜水艇「蛟竜号」の革新的な成果を初めて実用化した。その耐圧構造、密封技術、ライフサポートシステム、通信システムなどのコア技術はいずれも「蛟竜号」の技術・知識・経験の移転を受けている。
「寰島蛟竜1号」のキャビンは、全透明デザインを採用している。上下左右から景色を眺めることができ、あたかも海底にいるかのような気分になる。
「寰島蛟竜1号」はカプセル状で、操縦室は後部に位置する。操縦室の外には2列の座席があり、2人の操縦士のほか7人の乗客を乗せることができる。
「寰島蛟竜1号」のライフサポートシステムは「蛟竜号」より優れている。ボタン一つの緊急避難システムのほか、潜水艇は緊急時に迅速に水面上に上がることができる。さらに9人が海底で12時間生存するための酸素と物資が用意されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月16日