12月14日、人民元対米ドルレート基準値は前の取引日(12月11日)の1米ドル=6.4358元から137ベーシスポイント安い1米ドル=6.4495元と、6日続落し、2011年7月以来の低水準となった。
IMFによる特別引き出し権(SDR)採用以降、人民元安の観測が明らかに強まっている。11月の外貨準備高の大幅減はさらに大規模な資本流出の懸念を高めた。そのため、市場では人民元の弱含みの状況が当面続くとの見方が主流となっている。
一方で、機関投資家は人民元安により、輸出企業の利益が上昇し、製品の国際競争力が高まるとして、「人民元安は輸出企業にとって朗報だ」と見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月16日