第2回世界インターネット大会の「デジタルシルクロード、協力・ウィンウィン」フォーラムが、16日午後に浙江省烏鎮で開かれた。出席者は「情報インフラの共同建設」という議題に焦点を絞った。
アジアインフラ投資銀行(AIIB)の初代総裁候補である金立群氏は、フォーラムで最も注目を集めた来賓だ。
国際電気通信連合(ITU)の趙厚麟事務総局長の発言後、金氏が壇上に登った。金氏は、「AIIBは年内に正式に経営を開始する。第1回理事会・役員会を、来年1月中旬に開催する。これはAIIBが真の意味で、アジアの相互接続およびインフラ整備に着手することを意味する」と発言した。
金氏は、「AIIBを21世紀新型ガバナンス構造を持つ金融機関にし、新しい国際的な多国籍機関にする」と述べた。
金氏はAIIBのインターネットの発展への支援について、「インターネットは地域の相互接続、産業の革新と融合を促す重要な基礎である。AIIBは多国間・民主的・透明なグローバルインターネットガバナンス体制を支持し、平和・安全・開放・協力のサイバー空間の共同構築を支持する」と話した。
金氏はインフラ整備と相互接続プロジェクトについて、「今後は計画的かつ秩序正しく、重点的な投資を支援を行っていく。この支援により、AIIBは実体を持つ、物的な相互接続インフラプロジェクトを、実体を持たない新型技術を緊密に結びつける」と発言した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月17日