韓国政府が16日に発表した「2016年経済政策方針」で、中国人観光客向けのビザ発給要件をさらに緩和する複数の措置が盛り込まれている。
措置一:中国人ツアー客のビザ申請手数料の無料化を継続する。この措置は来年末まで延長されるとみられる。
措置二:有効期限5年のマルチビザ(数次査証)の発給対象を拡大する。現時点で「17才以下、60才以上、大学在学中」の中国国民がマルチビザを申請できる。来年から、「60才以上」の規制が「55才以上」に緩和される。また、最長滞在期間も現在の30日間から90日間に延長される。
措置三:中国人観光客を対象に「韓流産業連携ビザ」を新たに導入。観光と美容、エンターテイメントなどを融合させ、ビザ申請者の経済力、年齢、学歴、就労に関する規制を緩和する。