人民元国際化と「一帯一路」、相乗効果を発揮へ

人民元国際化と「一帯一路」、相乗効果を発揮へ。

タグ: 人民元国際化

発信時間: 2015-12-19 10:42:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

人民元国際化は中国の平和的な台頭が必然的に通過する道であるが、平坦な道ではない。「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)戦略は、中国の対外投資および中国企業の海外進出を推進し、人民元国際化の突破口を見出す。

国際通貨基金(IMF)は北京時間12月1日午前1時、2016年10月1日に人民元をSDR(特別引出権)バスケットに組み込む準備通貨とすることを正式に発表した。

IMFのラガルド専務理事は発表会で、「人民元のSDRバスケット追加は、中国経済が世界金融システムと溶け込む重要な節目になる。これは中国政府の過去数年間に渡る、通貨・金融システム改革の進歩を評価したものでもある」と述べた。

ラガルド専務理事が言及したように、人民元国際化は近年に入り徐々に加速された。特に一帯一路戦略が提唱されると、中国とその沿線諸国の通貨スワップ、人民元クロスボーダー事業が急拡大した。中国人民銀行は2014年末、28カ国・地域と通貨スワップ協定を結び、うち「シルクロード経済ベルト」上の国が10カ国に達した。アジアインフラ投資銀行(AIIB)、シルクロード基金の設立は、人民元建てによる貿易決済をさらに拡大し、人民元国際化を支援した。一帯一路戦略は、人民元建て決済の沿線国への拡大を促す。

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