中国国家エネルギー局の発表によると、2015年11月の全国電力使用量は4658億キロワット時で、前年同月に比べ0.6%増加した。電力使用量はここ2カ月にわたる減少から増加に転じた。電力使用量が上向いたことについて専門家は、工業生産の安定回復とサービス業の急成長が寄与したと分析。中国政府が経済構造の調整を拡大したことによる一定の効果も表れたとしている。
統計データによると、11月は第2次産業の電力使用量が前年同月比で1.6%減少したものの、減少率が前月に比べ0.3ポイント縮小。うち軽工業の電力使用量は減少から増加に転じ、増加率が2.6%に達した。また、第3次産業の電力使用量は前年同月比9.4%増の566億キロワット時で、増加率は前月を4.8ポイント上回った。