21日に開かれた中国全国人民代表大会・常務委員会第18次会議で、第2子の出産を容認する「中華人民共和国人口と計画生育法修正案(草案)」の審議が始まった。会議で同草案が承認されれば、修正案の実施にともない2016年1月1日から中国で第2子の出産が全面解禁となる。
草案は第2子の出産をめぐる政策変更を踏まえ、計画生育法を改正。全体的にみれば改定内容は小幅にとどまる。全国で第2子出産を一律に全面解禁するほか、奨励、保障など計画生育の関連制度も調整・補充。第1子の出産しか容認しない一人っ子政策を廃止するとともに、晩婚晩育(遅めに結婚して遅めに子供を生む)の提唱を取りやめる。
さらに、これまでは夫婦が「計画生育技術サービス指導」を受けることなどが義務付けられていたが、これも削除された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月22日