中国商務部国際貿易経済合作研究院(CAITEC)と米国のバーソン・マーステラが共同で作成したリポート「グローバル企業IN中国」がこのほど発表された。中国経済が新常態(ニューノーマル)時代を迎えるなか、成長モデルの転換がもたらす契機、直面する課題をグローバル企業が正確に理解し、それに応じてグローバル戦略を調整できれば、向こう数十年にわたり、中国での事業成長に多くのチャンスが訪れると指摘した。
中国の現代化発展のプロセスは多くの世界企業がグローバル戦略を推進する過程でもあった。中国での事業展開は、その企業にとって事業のグローバル化を進める上で重要な役割を果たしたと同時に、中国経済の急速な発展を後押しした。「ウインウイン」事例がたくさん生まれている。中国経済が新常態時代に入り、経済の構造調整、新たな成長モデルの構築が急務となり、投資を呼び込み、協力を深める必要性が増している。中国がイノベーション型、サービス業中心型経済を推進する「新常態」の下、様々な重要分野でグローバル企業の活躍の場が広がる。◇中国の都市化とインフラ建設の推進、◇経済の構造調整の推進、◇環境の改善、◇新たな国際貿易関係の構築――などが挙げられる。グローバル企業の協力は、中国が目標に掲げている「中国製造2025」、持続可能な都市化発展、グリーンエネルギー、イノベーションけん引型発展の実現を後押しする力になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月25日