中国の経済改革は世界の投資家にも有利

中国の経済改革は世界の投資家にも有利。

タグ: 経済改革,世界の投資家,海外投資家

発信時間: 2015-12-27 11:00:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第13次五カ年計画のプランが発表されて以降、中国経済改革の進展と今後の発展方向が再び注目されている。人民元適格外国機関投資家(RQFII)の三大資産管理会社およびマクロ経済調査会社のキャピタルエコノミクスは、中国経済発展を理解する際、中国経済改革の力や速度、将来の発展計画に対する過小評価はできないと認識すると同時に、中国経済のモデルチェンジと構造調整は世界の投資家に未だかつてない発展のチャンスをもたらすとの見方を示す。

イギリスで初めてRQFII制度を利用して中国市場に進出したアシュモア社は、中国経済の今後の発展を評価する際、中国経済改革の歩みと決心を過小評価できないと考えている。同社のシニアアナリストであるジェーン・ダーン氏は、人民元がSDR入りする進展過程を振り返る。7月のIMFレポートで中国の通貨体系に技術的な問題があるとの指摘を受けた後、中国政府は人民元の為替率形成システムのさらなる市場化など、短期間に一連の改革を成し遂げた。

同時に、国内金利市場分野での改革過程においても中国政府は大きな力を示している。中国政府は国内商業銀行にさらなる市場競争を促すと同時に、金利システムもより整備させており、これらが将来におけるマクロ経済の調整弁になりつつあるとダーン氏は考える。金利の市場化改革は、中国政府が金融資産の核心と捉えて進めているものであり、更なる改革への決心がうかがえる。

イギリスで初めてRQFIIを獲得したブラックロック社は先ごろ、2016年の投資展望を発表した。展望では、中国経済はソフトランディングを実現すると予測している。同社の分析では、中国経済がこれから経済減速局面を迎えるのは必至とした上で、それでも経済発展が停滞することはないとしている。たとえ中国の実質GDP成長率が年間5%程度になったとしても、経済規模が非常に大きい中国経済にとっては安定圏内である。また、中国国内の様々な改革によってGDP成長率を短期的に高められるとし、中国政府が強調する市場価格志向と余剰工業生産の削減が、将来の経済成長の主要エンジンとなると指摘する。

インベステック・アセット・マネジメント社は、中国経済モデルの改革が、グローバル金融システムとの融合を促し、より多くの国外投資家が中国への投資に向かわせるだろうと分析する。構造改革の推進が加速するにしたがい、中国政府は不断に人民元の国際化と資本市場の自由化を進めている。この進展は、中国国内の経済バランスにとって極めて重要であるばかりでなく、海外投資家に大きな市場を与えるものである。

アシュモアグループは、重要な機関投資家たちが中国市場の投資戦略を立てたがっていると強調する。現在、ドルとユーロ、ポンド、日本円の四大通貨が世界の97%の外為市場を主導しているが、人民元がSDR入りしたことで、各国の中央銀行は人民元資産を増やそうとするだろう。現在、中国政府が推進する国内金利市場改革と債券市場改革は、今後の海外投資家に大きなチャンスをもたらすだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月27日

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