ニューヨークのニュースサイト「mic.com」が21日に伝えたところによると、絵文字はデジタルに欠かせないものであり、1つの絵でいくつかの文字を言い表すことができ、言葉にできないことを絵で表現することができる。
しかし、このような符号を中心とした交流には盲点もあり、様々な問題も生じている。人の肌の色から性別、家族構成、食べ物に至るまで、多くの問題が起きている。
2人の中国系米国人は、多くの人に好まれている餃子を絵文字に追加するため、「絵文字ネーション」という運動を始めた。
『ニューヨーク・タイムズ』の記者をしていたジェニファー・リーさんは、デジタル出版社の創設者である。イーイン・ルーさんはデザイナーで、twitterのエラー画面に表示されるクジラの絵は彼女の作品である。
餃子は中国の伝統的な食べ物だが、2人は餃子のような食べ物が世界で愛されていることを知っていた。ポーランドの水餃子「ピエロギ」、日本の焼き餃子、イタリア版ワンタン「ラビオリ」などがある。そのため、餃子を絵文字の候補にすれば、競争力と関心を高めることができる。
餃子を絵文字にする考えをまとめた後、リーさんは75ドルで絵文字管理機関のユニコードコンソーシアムの会員資格(投票権なし)を取得し、新しい絵文字の選択プロセスを学んだ。そして、彼女はメキシコのタコスとスープに続いて餃子を絵文字に加えるよう求める提案書を作成した。
ユニコードコンソーシアムのマーク・デイビス会長は、「提案はすでに委員会に提出し、処理段階にある」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月26日