A株指数が2015年に大幅に変動したが、投資家は得をしたのだろうか、損をしたのだろうか?ある株投資ソフトが発表した最新の統計データによると、2015年の全国株投資家の平均利益は2万222元、収益率は12.14%となった。うち上海の投資家が最も優れており、平均で3万9950元の利益を創出し、全国一となった。多くの上海の投資家はこのようなデータを見て、足を引っ張ったと溜息をつくことだろう。
A株指数は2015年に大暴落したが、それまでの強気相場、その後の持ち直しにより、このような「華麗なる」利益データが導き出された。同ソフトの昨年末の統計データと比べると、全国の株投資家の平均利益は9485元から2万222元に増加し、倍増を実現した。しかし報告書によると、利益を手にした人もいれば、損をした人もいるという。今年の株投資で利益を創出した投資家は62%で、損失を出した人は38%となった。
物議を醸しそうな「どの地方の投資家が最も優秀か」という問題について、上海に続きトップ5入りした浙江省、遼寧省、チベット自治区、海南省の平均利益は2万3000元以上で、全国平均を上回った。年率換算の収益全国ランキングを見ると、上海の平均収益率は18.23%で全国一となり、2-4位の遼寧省、山東省、吉林省は15%以上となった。18.23%という数値は、定期預金金利の12倍に相当する。
どれほど輝かしい数値が記録されても、上海の多くの投資家は「目標未達成」と感じるだろう。同ソフトが先ほど発表した統計データと同じく、機関投資家と個人投資家の取引が分けられていない。そのため個人投資家は無理やり「平均化」されたことになる。
報告書の、通年の最も利益を創出できた月に関するデータは、より信頼性が高い。今年4月は、株投資家の平均利益が最も多かった月だ。株価暴落の影響を受け、6-9月には利益が縮小した。うち7月は最も損失が大きかった月で、14.47%の損失が生じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月28日