上海浦東国際空港のサテライトプロジェクトの第一本目の杭がゆっくりと地面に打ち込まれ、浦東空港の第三期拡張建設プロジェクトが29日より全面的に開始した。新華網が伝えた。
今回の拡張建設プロジェクトは2つに連なったサテライト(S1とS2)からなり、全体的にみると「工」の字の形をしている。年間許容旅客数は延べ3800万人、2019年の完成後は浦東空港の年間許容旅客能力は延べ8000万人に達する見込みとなる。プロジェクトの総投資額は約206億元(1元は約18.5円)。
上海浦東国際空港は現在2つの旅客ターミナルと4本の滑走路、3つの貨物ターミナルをもつ。2008年より運用を始めた浦東空港第二期プロジェクトの目標は年間許容旅客数が延べ4200万人だったが、2015年の浦東空港の年間旅客数は延べ6000万人に達し、すでに設定許容量を超えており、空港エリア、ターミナルエリア共に限度いっぱいの運用状態に陥っている。