米国での「2016CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」開催を控え、中国の家電メーカーも国際化を加速している。TCLはこのほど、米ハリウッドにあるTCL・チャイニーズ・シアターの「TCL Square ブランド館」開業セレモニーをロサンゼルスで行い、ハリウッドへの「進軍」を加速する計画を発表。TCLのテレビは2010年の米国進出から5年間にわたり販売が拡大し、2015年には販売台数が100万台を初めて超え、米国テレビ市場で3%前後のシェアを握った。
TCLは2013年1月、建設から86年が経つチャイニーズ・シアターのネーミングライツを初めて取得した企業となり、TCL・チャイニーズ・シアターの名称を正式に付けた。
中国のテレビ市場はここ2年にわたり成長が鈍化しており、中国の家電メーカーは国際化のペースを加速。TCLマルチメディア米国公司の毛初文総経理は、2010年の米国進出後、テレビ販売台数は当時の約5万台から、2015年には年間100万台を超える急成長を遂げたとしている。