韓国中国経済金融研究所の全炳瑞所長は、記者の取材に対し、中国企業が韓国企業の合併買収や資本注入を進めることについて、中国が「企業の走出去(海外進出)」から「資本の走出去」の段階に向かうのは自然の流れとの見方を示した。
全炳瑞所長は、韓国がすでにサービス産業の成長段階に入った上、中国がサービス産業の転換に向かっており、両国の相互補完関係が成り立つと指摘した。サービス業やハイテク産業で韓国は先進的技術と比較的高いサービス水準を持っているものの、資金不足、市場規模の小ささなどの要因が成長を抑制していると分析。韓国企業と中国市場、中国資本と韓国が、お互いに長所を取り入れて短所を補う工夫をすれば、相互接続とシナジー効果がさらに拡大するとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月4日