独フォルクスワーゲン(VW)の中国現地法人・大衆汽車(中国)が11日の2015年度業績発表で、傘下合弁企業2社(上汽大衆、一汽大衆)の中国本土と香港での納車台数が355万台に上ったことを明らかにした。その中には17万6900台の輸入車種も含まれる。15年の中国自動車市場でフォルクスワーゲンは優位性を維持した格好だ。
フォルクスワーゲン中国のハイツマン総裁兼CEO(最高経営責任者)は、今後も中国での市場開拓を強化する方針を示した。スポーツ用多目的車(SUV)、新エネルギー自動車、スマート化技術などの分野に重点を置くとしている。
16年にフォルクスワーゲンは中国市場のニーズに合わせた21車種を投入する計画。