中国、過剰生産能力解消へ5つの措置を発表
中国、過剰生産能力解消へ5つの措置を発表。
タグ： 中国生産能力
発信時間： 2016-01-13 15:51:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
中国の国家発展改革委員会（発改委）は12日、マクロ経済運営に関する2016年第1回目の記者会見を開いた。発改委の李朴民秘書長は、今年は5つの分野について対策を講じ、引き続き深刻な生産能力過剰問題の解消に取り組むとの決意を示した。
（1）「国務院の深刻な生産能力過剰問題の解消に関する指導意見」を徹底し、マクロ調整と市場の監督管理を強化する。
生産能力過剰が深刻な産業については、新規の生産能力増強を禁止する。市場機能を活用し、「消化、移転、整理統合、選別淘汰」という4つのプロセスに基づき、過剰生産能力の解消を急ぐ。制度改革に加え、深刻な生産能力過剰問題の解消に向けた長期的に有効なメカニズムを構築、産業のモデル転換と高度化を推進する。
（2）市場機能の活用を一段と重視し、経済政策手段、法治主義に基づく手法により生産能力過剰を解消する。
環境保護、省エネルギー、品質管理、安全対策などの関連法規に関する規制を強化する。これとともに、レバレッジ活用などの経済政策手段を組み合わせ、市場機能を活用した方法で生産能力過剰の解消を図る。
（3）政策強化により生産能力の自主的な撤退を促す。
現実に即した有効な奨励策を講じ、条件に合った企業に対して複数の手段を通じた自主的な生産能力圧縮を促す。◇市場と企業自身の情況に応じて発展戦略を見直し、過剰生産能力を自主的に削減する。◇業界や地域、所有制度を跨いだスリム化、合併再編を実施し、部分的な生産能力削減を行う。◇大都市などの鉄鋼メーカーはモデル転換やスリム化などを行い郊外への移転を進め、都市の環境汚染問題の解消を図る。◇「一帯一路」戦略の実施に伴い、海外企業との提携を通じ、生産能力の「輸出」を促す。
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