税関当局スポークスマンの黄頌平氏はチャイナネット(記者:呉瓊静)の取材に対し、2015年の輸出入データを紹介した上で、極めて複雑で厳しい昨年の国際貿易環境において中国は、世界貨物貿易でトップの地位を維持したと述べた上で、輸出入の効率向上や輸出入物の質の向上、貿易パートナーの多様化など明るい兆候が見られたと述べた。
同氏によると、第一に、新しい貿易業態が対外貿易に新たな活力をもたらしているという。2015年以降、中国では新たな貿易業態が急速に成長している。政府による一連の措置により、越境Eコマースや市場購入など新興貿易業態が急速に発展している。
試行が始まってから2015年11月末まで、上海や重慶、杭州、寧波、鄭州、広州、深圳など7か所の試験都市では、個人向け商品の越境Eコマースによる輸入が行われてきた。その荷物は1億件に達し、売上は155億元を超えた。
第二に、輸出入物の質が向上している。貿易方法、貿易主体、商品構成、市場の多様化、貿易条件、経済発展への貢献などにおいて、2015年は不断にレベルが高まった。