中国最大のテレビメーカーである海信集団はこのほど発表した「2015年スマートテレビ白書」で、同社が世界最大のインターネットテレビ・ネットワークを有していることを明らかにした。スマートテレビユーザーは1582万人を超え、うち海外は218万人に増加。また、2016年のスマートテレビユーザーは2700万人、アクティブユーザーは1日当たり950万人超に上り、うち海外ユーザーは600万人に増えるとの見通しを示している。
海信集団の傘下でクラウドテレビを運営する海視雲の于芝涛CEOは、海信集団のインターネットテレビ・ネットワークが世界最大規模になったと述べる。中国市場で同社のスマートユーザーは、山東省が最大の450万人に上り、河南省、江蘇省がそれぞれ320万人、260万人で続く。海外で218万人に上るユーザーの多くは米国に集中する。米国では現在、4Kテレビブームが起こり、Netflixなどのコンテンツ・プロバイダーが4Kチャンネルを開設。海信集団は米国でNetflix、YouTube、Amazon、VUDUの4社と提携する唯一のブランドで、これまでにも米国最大の販売量を誇る中国のテレビブランドの地位を保ってきた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月14日