ボーイング社はこのほど航空市場分析報告会を通じて、2015年には航空機762機を引き渡ししたことを明らかにした。中国には200機で、全体の26%を占め、過去最高だったという。「京華時報」が14日に伝えた。
ボーイング民用航空機(BCA)北東アジアエリア市場営業販売部門のダレン・フルスト執行総監は、「世界の民用航空産業は7年連続で伸びており、2016年の成長率は7%に迫る見込みだ。経済のモデル転換の影響を受けて、昨年は中国の国内総生産(GDP)成長率が鈍化したが、重要な消費産業は引き続き航空産業の持続的な発展を促し、航空輸送量の増加率は12%を超えるとみられる。中国民用航空産業は昨年に全部で360機の新機を導入し、その陣容にボーイング『787-8』26機を加えた。昨年は成都、武漢、西安、廈門(アモイ)を含む二線都市を結ぶ路線の便が52%増加した。今年はより多くの『787-9』を中国国際航空に引き渡しする予定だ。『777-300ER』は中国3大航空会社の遠距離市場における成長ツールで、半数以上が新しい市場でのサービスに投入されており、具体的には北京-米ヒューストン路線、上海-カナダ・トロント路線、広州-米ニューヨーク路線などに投入されている。残りは小型機や低効率の機体の代わりに利用されたり、便数を増やすために利用されたりしている」と述べた。