同氏によると、経済のミドル・ハイエンドレベルへの推進は、システム統一化の工程と同義である。ミドル・ハイエンドレベルになった経済には少なくとも4つの特徴がある。第1に、高生産率を基礎とする発展方法を構築している。第2に、バランスの取れた経済構造関係が形成されている。第3に、産業技術がミドル・ハイエンドレベルに達している。第4に、グローバルな分業システムにおけるバリューチェーンにおいてミドル・ハイエンドの位置にある。
ミドル・ハイエンドレベルの経済は簡単に形成できるものではなく、一夜にして成るものでもない。李偉氏は、第18期中央委員会第5回全体会議で提出された「イノベーション、強調、グリーン、開放、シェア」の5大発展理念をうまく運用しながら、中国経済のミドル・ハイエンドレベルへの発展戦略と政策を考えていかなければならないとした。同氏はこれを具体的に、第1に、科学技術のイノベーションを全面的な刷新の核心において牽引させること。そして国民経済全体の効率向上のために、堅固な基礎を作ることである。第2に、足場を固めながらも長期的な観点を持ち、新しい発展の基礎に立って新しい構造バランス関係の形成を推進すること。第3に、製造業のハイレベル化を先駆としながら産業技術レベルを上げていくこと。第4に、発展の新たな要求を体現させる対外開放戦略を実施し、グローバルなバリューチェーンにおける中国の地位を向上させること、と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月18日