習近平国家主席は1月19日から23日まで、サウジアラビア、エジプト、イランを歴訪する。
AFPはこれについて、「習主席はイラン経済制裁の解除後に初めて公式訪問を行う大国の首脳だ」と指摘。英BBCは17日、「多くのイラン原油が市場に出回るようになるため、石油輸入国にとっては朗報だ」と報じた。アジア諸国にとっては待望のニュースで、石油輸入国である中国がイランに関心を寄せるのも筋の通った話だとしている。エジプト紙「Daily News Egypt」 (DNE)によると、習主席はエジプトのシーシー大統領と会談を行い、電力、運輸、プロジェクト建設、農業、教育など複数の分野について協議する予定だ。
読売新聞は、中国が提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」を実現する上で「鍵を握るのは中東」だと指摘。習主席は国家主席就任後初の中東訪問で経済協力の拡大を通じて影響力を高める狙いだとしている。