中国商務部はこのほど、「自動車販売管理方法(意見募集稿)」(以下「方法」と略)を発表した。年内に正式に施行される。
自動車販売モデルの多様化を奨励
中国商務部市場体系建設司政策処の肖栄臣・処長によると、新たな「方法」は、供給サイドからの働きかけに重点を置くもの。一方では、市場を十分に尊重し、独占の減少や競争の増加を通じて、資源配置における市場の決定的な役割がさらに発揮されるようにする。もう一方では、企業がニーズの新たな変化に基づき、大胆な革新を行い、「さらに十分な競争、さらに多元的なルート、さらに多様な選択、さらに優れたサービス」という方向に発展するよう奨励する。
「新たな『方法』の最大のポイントは、自動車販売モデルの多様化を奨励していることだ」。自動車専門サイト「汽車之家」の秦致CEOは、新たな「方法」について、共有型・節約型の自動車販売とサービスネットワークの発展を明確に奨励するものだとし、その中には、自動車流通モデルの革新を推進し、電子商取引を積極的に発展させることも盛り込まれていると評価する。これは、4S店(セールス、スペア、サービス、サーベイ)と呼ばれるディーラーモデルが唯一の授権販売形式であった時代が完全に終わり、新興販売ルートと従来販売体系の共生・融合の時代が幕を開けたことを示すできごとと言える。