中国国家統計局は19日、2015年の全国の1人あたりの平均可処分所得が2万1966元と名目ベースでの8.9%増、物価要因を除く実質ベースで7.4%増となったことを明らかにした。
地域別でみると、都市部の1人あたり平均可処分所得が3万1195元(名目8.2%増、実質6.6%増)、農村部が同1万1422元(8.9%増、7.5%増)となった。都市部と農村部の格差は2.73倍と前年比0.02縮小した。また全国の可処分所得の中央値(中位数)は1万9281元と、前年比名目9.7%増だった。
所得階層別でみると、下位層(低所得)が5221元、中下位層が1万1894元、 中位層(中所得)が1万9320元、中上位層が2万9438元、上位層(高所得)が5万4544元だった。ジニ係数は0.462となった。
農民工の数は2億7747万人と、前年に比べ人数で352万人、率で1.3%増加した。そのうち地元農民工が1億863万人(2.7%増)、外地農民工が1億6884万人(0.4%増)だった。農民工の1ヶ月あたりの平均収入は3072元と前年に比べ7.2%増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月19日