ギリシャ資産開発基金(HRADF)は20日、中国中遠集団(COSCO)によるギリシャ最大のピレウス港の株式67%の購入計画を認めたと発表した。HRADFは、同社の改善後の購入計画を支持するとした。BBCが1月21日に伝えた。
新たな計画によると、中国中遠集団は3億6850万ユーロを出資し、1株22ユーロでピレウス港の運営会社の67%の株式を購入する。HRADFによると、中国中遠集団は港湾に投資を行い、ギリシャに重要な経済的利益をもたらす必要がある。中国中遠集団は手始めにピレウス港の51%の株式を取得し、その後5年間の投資により残りの16%を取得する。
中国中遠集団は取引完了後、アジア・東欧・北アフリカとつながるピレウス港を全面的に管理することになる。これにはギリシャの島々に向かう多くの観光客を、船で送り出す業務が含まれる。これはツィプラス政権にとって2番目の規模の大型民営化プロジェクトだ。ギリシャ政府は昨年12月、ドイツの空港運営会社フラポートに、12億ユーロで14の地方空港の運営権を売却することに合意した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年1月21日