韓国貿易協会の最新統計データによると、昨年の四半期において韓国の対中貿易額が初めて日本を抜き、アメリカに次ぐ第2の貿易相手国となった。また韓国企業の対中投資額も8年ぶりに日本を抜いた。ある分析によれば、中韓自由貿易協定(FTA)がもたらした積極的効果と、中国のIT製品の輸入増が、このような変化をもたらした主要因だとしている。
韓国貿易協会北京代表処が発表したデータによると、2015年の四半期において、韓国の対中貿易額は756億ドルに達した。一方、同時期の日本の対中貿易額は、それより39億ドル少ない717億ドルだった。また韓国の中国からの輸入は、これまで9%台で推移していたが、今回初めて二ケタとなり、10.4%だった。
同データによると、2013年以降、韓国の対中輸出入総額は日本より少なかった。しかし対中輸出に関してはとっくに日本を抜いていた。昨年の第4四半期、韓国の対中輸出入額は連続3カ月で日本を超えた。昨年12月から効力が発生している中韓FTAによって、両国間の貿易規模はさらなる拡大が見込まれる。