国務院新聞弁公室は27日、初の原子力白書を発表した。国家原子力機関主任、国家国防工業局局長、国家原子力事故緊急調整委員会副主任委員の許達哲氏が中国の原子力発展の規模と技術水準について紹介した。人民日報が伝えた。
許氏によると、中国大陸で運用されている原子力発電機は30基、総設備容量は2831万キロワットで、建設中の原子力発電機は24基、総発電容量は2672万キロワット。去年に関しては建設を承認された原子力発電機は8基、着工したものは6基、運用を開始したものは8基、うち商業運用しているものは6基だ。中国は建設中の原子力発電機の数が世界最多だ。
白書によると、原子力発電中長期発展計画の目標に基づき、2020年までに中国大陸の原子力発電の設備容量は5800万キロワット、建設中のものは3000万キロワット前後に達する。2030年までに、世界の原子力発展の方向を体現する科学技術開発システムとそれに見合った工業システムを形成し、原子力技術・設備が国際市場で相当のシェアを占め、原子力強国という目標を全面的に達成できるよう目指す。