中国の国家能源局(エネルギー局)は28日、2016年に石炭企業の統合・再編成および時代遅れの生産能力の淘汰を積極的に推進し、深刻な災害を起こし、安全生産の条件を備えない、長期的に赤字を計上し黒字化の見込みのない炭鉱の閉鎖を加速すると発表した。
国家能源局の公式サイトで28日に発表された情報によると、炭坑ガス防治部際協調指導チーム第13回会議が同日、北京で開かれた。会議で発表された情報によると、2015年に全国の炭鉱で発生したガス事故は前年比4件減(8.2%減)の45件で、死亡者数は101人減(37.1%減)の171人となった。
炭鉱ガス事故は毎年大幅な減少を続けているが、事故の総量は依然として大規模だ。重大ガス事故が効果的に予防されておらず、法律・規則に違反する炭鉱のガス事故が多発している。炭鉱ガス事故の防止は、依然として深刻な情勢を迎えている。石炭企業は軒並み赤字で、一部の企業は安全およびガス事故の対策費を削減しており、安全リスクを形成している。