中国科学院合肥物質科学研究院が3日発表した情報によると、中国の「人工太陽」実験装置EASTの物理実験に重大な進展があり、電子温度5000万度で持続時間が最長のプラズマ放電を実現した。中国が定常磁気閉じ込め・融合の研究で、世界最先端を歩み続けていることが証明された。中国新聞網が伝えた。
超高温長パルスプラズマ放電は、未来の核融合炉の基本的な稼働方法になる。世界ではEUと日本の科学者のみが、最長60秒の高数値プラズマを実現していた。科学者は今回の実験を通じ、EASTの電子温度を5000万度以上、持続時間を102秒とする超高温・長パルスプラズマ放電を実現した。世界のトカマク型核融合実験装置のうち、電子温度5000万度としては持続時間が最長のプラズマ放電となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月5日