多くの中国人にとって、お年玉は春節の楽しみの一つだ。中国メディアの報道によると、携帯アプリはこの習慣を21世紀に持ち込んでいる。ユーザーは「電子お年玉」を贈り始めている。英デイリー・メール(電子版)が2月12日に伝えた。
旧暦の大晦日、テンセントのサービスによるお年玉の送受信数は80億件に達した。テンセントによると、大晦日の夜のお年玉の送受信数は、ピーク時に毎秒40万9000件に達した。今年の大晦日の送受信数は、昨年の大晦日の8倍に達した。
中国の伝統によると、春節中には一家の年長者が年少者にお年玉を配る。しかし電子お年玉の流行に伴い、友人・同僚・恋人の間でもお年玉を贈り、子供も保護者に贈るほどになっている。
今年の春節中、中国IT三大手の百度、アリババ、テンセントが電子お年玉サービスを提供し、競争を展開した。電子決済アプリは近年、中国の一大産業となっており、お年玉などの中国の伝統を現代化させている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年2月14日