民生証券固定収益研究チームはこれについて、生産能力の削減は「画一的」な方法では処理できないと指摘する。生産能力が過剰な工業部門については保護措置と抑制措置を使い分け、画一的に処理してはならない。貸出の差別化政策を維持すれば、生産能力削減により発生する可能性のある市場の大幅な信用収縮への懸念が軽減できる。これとともに、一連の生産能力削減政策が発表されれば、生産能力過剰産業に対する市場の悲観ムードがある程度和らぎ、産業の信用リスクも解消に向かうとみている。
「意見」はまた、貸出資産の証券化を推進し、銀行既存貸出資産の効果的利用を通じた工業企業への貸出強化を提起した。条件に合った金融機関を選び、不良資産の証券化について慎重に試行テストを進める。売掛債権の証券化など、企業の資産証券化業務の発展を加速し、工業企業の遊休資産の活用を推進する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月17日