春節(旧正月)の7連休中は年越し・新年ムードに包まれ、消費が活性化した。貿易額は減少しているが、先行指標によると第2四半期に輸出の圧力が和らぐ見通しだ。外資導入と対外投資は、幸先良いスタートを切った。消費者物価指数が緩やかに上昇し、工業製品価格指数の下げ幅が縮小した。今年1月のコア経済データが発表され、2016年の中国経済が着実にスタートを切ったことが分かった。
・国民生活指標、「安定」が中心に
新常態(ニューノーマル)を迎え、中国経済の評価には新たな見方が必要になった。速度面の指標のほか、経済発展の質への注意を強めなければならない。
最新データによると、今年1月の消費者物価指数(CPI)伸び率は前年同月比1.8%となった。伸び率は前月比でやや反転上昇したが、昨年のゆるやかな上昇の流れを引き継いだ。
第12次五カ年計画期間(2011−15年)、中国都市部の新規就業者は6431万人に達し、年平均で1286万人となった。この2つの指標は、第11次五カ年計画期間)(2006−10年)より11.4%増となった。中国政府網の情報によると、中国の今年1月の失業率の統計範囲は、全国のすべての地級都市まで拡大された。失業率は依然として5%未満を維持している。