世界最大の携帯電話見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2016」が22日から25日の4日間にわたって、スペイン・バルセロナで開催された。今回のテーマは「Mobile is Everything」(モバイルがすべて)。世界2000社以上の出展企業が最新の製品や技術、ソリューションを展示した。中でも、中国メーカーによる様々な新製品の発表に関係者の注目が集まった。
動画配信大手、楽視網(LeTV)傘下の楽視移動(楽視移動智能信息技術(北京)有限公司)は22日、同会場で、世界初となる米クアルコムの次世代SoC「Snapdragon 820」を搭載したスマートフォン「Le Max Pro」を発売すると発表。深センの新興メーカー、金立(Gionee)は新フラッグシップ機「Gionee S8」を発表、北京の小米も新フラグシップを発表した。今回のイベントでは、中国の携帯メーカーによる新製品の発表が相次ぎ、世界の縮図を垣間見るようだった。
楽視移動の馮幸総裁は取材に対し、中国メーカーのインターネットハードウェアは世界的なブランドに成長しつつあり、市場をリードする優位性の点からみても歴史的な転換期にあるとの認識を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月26日