万達集団の会長である王健林氏が23日、オックスフォード大学サイード・ビジネス・スクールで公開講義を行い、中国経済は構造転換の中で減速気味だが、正しい方向性を見極め、サービス産業における内需の成長が速い産業に注目すれば、そこに絶好の投資のチャンスがあると述べた。ロンドン発で新華社が2月24日に伝えた。
会場での質疑応答に対して王氏は、「これまでの中国経済は投資と輸出、消費という3つの要素に支えられてきた。しかし現在、世界需要の低迷によって伝統的投資分野は飽和状態になりつつあり、経済成長のためには構造変換が必要になっている。この過程で経済は減速するだろうが、この調整期間においてもチャンスはある。工業、製造業、輸出産業は困難な状況にあるが、娯楽産業、スポーツ産業、観光業は大きな発展の段階を迎えている。中国経済はサービス産業の時代に突入しているのだ。この分野には大きな機会が横たわっている」と答えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月26日