北京新空港の建設現場
世界最大の空港が、中国の北京で建設されている。この巨大プロジェクトの工期はわずか40カ月。世界が驚く「中国速度」に、海外メディアが称賛の声を挙げている。
ドイツ日刊紙『ディ・ヴェルト』電子版が29日に伝えたところによると、2015年9月末に着工した北京の新空港建設工事で、作業員はわずか100日間で第1段階の作業を終えた。ここ30年で最も厳しい寒さが冬の北京を襲い、最低気温はマイナス18度。にもかかわらず、2000名の作業員はタイトな工期スケジュールをこなし、厳しい環境基準や排出基準もクリア。5階建てのターミナルビルの強度を確保するため、彼らは5900本のコンクリート杭を地下40メートルまで打ち込まなければならなかった。
新空港の敷地面積は28ヘクタール。サッカー場40個分に相当する広さだ。また、将来の拡充工事に備えるための土地も確保されている。