北京新空港の完成イメージ写真
新空港の建設工事が急ピッチに進められている。すでに第2段階の工事が始まった。一方、「中国速度」とは対照的に、北京の友好都市、ベルリンの新空港建設は泥沼化。着工からすでに10年の歳月が過ぎているが、今になっても竣工の目途が立たない。北京新空港のプロジェクト責任者を務める趙海殩氏は、「ベルリンの悲劇は理解できない」と話す。北京新空港の工事計画で、具体的な完工日まではっきりと定められているためだ。「ヒトデ」のデザインが採用さている北京新空港は19年6月15日から供用開始。「われわれは1218日にわたる作業日の詳細な工事予定を立てている」と趙氏は自負する。また、中国では人々があらゆる努力を惜しまず、計画を確実に実現させる。
中国は北京の非首都機能の分散化を推進している。工業、商業区、17年からは市レベルの政府機関の移転が予定されており、相当部分の人口が周辺地域に移る見通し。北京は1.1億の人口を抱える経済圏の中心となる。「京津冀」エリア一体化発展の推進で北京市、天津市、河北省は一層緊密な繋がりを持つ。