エネルギーのスマート化、一段と加速へ
これまで同意見の検討段階において、エネルギーインターネットの定義は主に電力分野に置かれ、電力をベースにしたインターネットと認識されていた。同意見が発表されたことで、エネルギーインターネットにおける特定分野の働きという意味合いが薄まり、インターネットとエネルギーを融合するエネルギー産業の新たな発展形態としての意味が強調されるようになった。
だが、エネルギーインターネットを構築する上で、電力ネットワークがベースになることに変わりはない。同意見では、スマートグリッドをベースに、熱エネルギー供給網、天然ガスパイプライン網、交通ネットワークなど様々なネットワークを相互に繋げ、多様なエネルギー形態によるシナジー効果を発揮させ、集中型や分散型エネルギーの協調運用によるエネルギーネットワークを構築するとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月3日