英不動産企業ナイト・フランクが2日に発表した「ウェルス・レポート」によると、中国人投資家の海外の不動産・株式・債券に対する投資額は、2015年中頃までの10年間で1兆300億ドルに達した。ロイター通信によると、中国の経済減速を受け、中国人と企業は海外で資産を増やす手段を模索している。ナイト・フランクの関係者は、今後10年間に渡り中国からより多くの資金が英国・米国の不動産市場に流れ込むと予想した。
不動産コンサルティング会社のCBREの最新の報告書によると、中国とシンガポールの投資家の活躍により、昨年のアジアからの海外不動産への投資総額が過去最高となり、前年比37%増の624億ドルに達した。最も人気が高かった都市はロンドンで、上海は世界4位。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年3月4日