多層的な資本市場の健全な発展を促す＝李総理
多層的な資本市場の健全な発展を促す＝李総理。
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中国の第12期全国人民代表大会第4回会議で、『国民経済と社会発展の第13次5カ年計画綱要（草案）』が審議される見通し。5日に行われた李克強・総理の政府活動報告によると、『綱要』（草案）は中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議（第18期五中全会）で採択された『国民経済と社会発展の第13次5カ年計画に関する提案』に基づき、国務院が制定し、会議に提出した。
『綱要』（草案）は「小康社会の全面的実現」の目標に向けて、発展が均衡性、協調性、持続可能性に欠けている現状を問題点に挙げ、「イノベーション、協調、グリーン、開放、共享」の発展理念の確立と徹底を強調。その上、向こう5年間にわたる社会発展の主要目標と任務を明確化。発展を支える一連の重大政策、重大工事、重大プロジェクトを提示している。
金融体制改革の深化にも触れた。具体的には、◇現代的な金融監督・管理体制の構築を加速させ、金融が実体経済をサポートする役割を強化し、金融リスクを全面的に監督・管理する体制を整える、◇金利の市場化改革を推進するとともに、人民元為替レート形成メカニズムの市場化を促し、人民元為替レートが合理的かつ均衡の取れた水準に安定することを確保する、◇国有商業銀行と開発性・政策性金融機関の改革深化、民営銀行の発展に取り組み、プライベート・エクイティ投資と銀行融資を連動させる新モデルを試行的に導入する、◇株式市場、債券市場の改革と法整備を一層進め、多層的な資本市場の健全な発展を促し、直接金融の比重を高め、適切な時期に「深港通」（深セン・香港ストックコネクト）を導入する、◇巨大災害保険制度を構築する、◇インターネット金融の健全な発展を促し、金融包摂、グリーン金融の発展に注力する、◇対外債務の慎重なマクロ管理を強化する、◇制度整備を強化し、金融市場の秩序を保ち、金融詐欺、違法な資金集め、証券・先物市場の犯罪などを厳しく取り締まる、◇全力を挙げてシステム的、地域的リスクの発生を防ぐ――。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2016年3月7日
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