【4】対外開放の推進と高度化
中国は向こう5年で、「双方向の開放」を推進し、内外の要素の秩序ある流動、資源の高効率配分、市場の深いレベルでの融合を促進する方針。「十三五」計画綱要の草案では、「一帯一路」構想をけん引役とし、対外開放レベルの高度化を図るほか、戦略的な相互の信頼関係確立、投資・経済協力、文化交流を推進。深いレベルで融合した互恵協力の枠組みを構築し、対外開放の新たな局面を切り開く。
【5】世界統治の新たな理念を提示
「十三五」計画綱要の草案は、「世界経済の統治秩序に積極的に参入し、世界経済の主な統治機構と地域経済プラットフォームの協力を支援、世界の統治体制をより公平で合理的なものにする」ことを重視している。
世界第2の経済大国、第1の貨物貿易国、第3の対外投資国として、中国は国際秩序と深いレベルで融合しており、その過程で発展のチャンスを勝ち取り、世界各国に提供している。
【6】一段の国際的責務を担う
パリのCOP21での「国連気候変動枠組条約」締結から、エボラ出血熱やジカウイルスの防止に至るまで、中国は科学技術教育、医療衛生、防災減災、環境統治、野生動植物の保護、貧困対策などの分野で、対外協力と援助に注力する。
反テロ、平和維持、ネットワークセキュリティ、原子力安全規制、国際的腐敗防止などについて、中国も断固とした姿勢を示す。これらの国際協力については「十三五」期間に一段と深化を図る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月9日