コカ・コーラ社にとって、中国は世界第3の市場であり、最も成長ペースが速い市場の1つとなっている。同社の中華圏・韓国地区担当の張建韜副総裁は、「この1年、国際経済の情勢が錯綜し、国内で改革発展が急務となるなか、中国は経済発展の新常態に主体的に適応し、経済成長率6.9%という中高速の成長を維持した」と指摘。中国では都市化の推進が続き、消費者の可処分所得が増加、中国市場の潜在力は依然として大きいとし、今後に自信を示した。
Xylemウォーターシステムズ中国法人の吕淑萍総裁は、「中国の経済構造には重大な変化が起こっている。ハイテク製造業と第3次産業の急成長は、中国がイノベーションを経済の主な成長エンジンにしようとしていることを示す」と指摘。「2015年の経済成長率6.9%は近年で最も低い水準だったが、中国経済は規模が大きいため、世界では依然として際立った存在であり、その魅力は大きい」と強調した。
テスラ中国地区対外事務副総裁の陶琳氏は、「世界経済が低迷するなか、中国経済も下押し圧力にさされている。しかし、中国の消費構造は急速に高度化しており、市場の需要も巨大だ。長い目で見れば、中国経済のモデル転換は始まったばかりで、ファンダメンタルズは力強い。今後も安定して比較的速いペースの発展が期待できる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月17日