日本メディアは先ごろ、中国で贅沢品の「代購」(代理購入)市場が縮小していると伝えた。米国の調査会社の統計によると、2015年の中国の代理購入市場規模は400億元前後で、前年に比べ約30%縮小。中国政府が資金の国外流出を防ぐために、監督管理を強化したとの見方も出ている。
米国の調査会社ベインによると、2015年に中国人が代理購入を通じて購入した贅沢品の総額は340-500億元で、2014年の550-750億元を大幅に下回った。化粧品、ハンドバッグ、腕時計などの代理購入市場規模は、中国国内にある専門店の約半分ほどに上る。
欧米ブランド贅沢品の国内販売価格が高いことに不満を抱き、中国の消費者の多くが代理購入を選択した。中国の経済減速と反腐敗運動により、中国の贅沢品市場は落ち込み、各ブランドの国内外の販売価格差も縮小。こうした要因も影響を及ぼしたという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月21日