情勢は楽観できないものの、揺るぎない自信を=李克強総理

情勢は楽観できないものの、揺るぎない自信を=李克強総理。 24日、中国の李克強国務院総理がボアオ・アジア・フォーラム2016年年次総会開幕式に出席し、主旨演説を行った。李総理は演説で、「情勢は楽観できないものの、揺るぎない自信を持たなければならない」と語った…

タグ: ボアオフォーラム

発信時間: 2016-03-24 15:25:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ボアオ・アジア・フォーラム2016年年次総会は16年3月22~25日に海南省のリゾート地・博鰲(ボアオ)で開催されている。中国国務院の李克強・総理が24日の年次総会開幕式に出席し、主旨演説を行った。李総理は演説で、「情勢は楽観できないものの、揺るぎない自信を持たなければならない」と語った。

李総理は、「国際金融危機からすでに8年が経ったが、その深層的な影響はいまも消えていない。世界経済は弱含みで推移し、先進国の回復が緩慢で、新興国の経済動向にもばらつきが出ている。国際貿易は低迷が続き、商品相場や金融市場は不安定な動きがみられ、地政学的リスクも上昇している。不安定、不確実要因は増える一方だ。アジアをみると、発展の遅れや不均衡といった問題は依然として存在し、多くの国は輸出の低下、債務規模の拡大、持続的な景気後退といった問題に直面。さらに、一時は大幅な通貨安や、資本流出の加速などの問題も起きた。アジア経済は近年来で比較的困難な状況にあるとの見方も一部で浮上している」と指摘した。

その上、「情勢は楽観できないものの、揺るぎない自信を持たなければならない。アジアは2度の金融危機を経て、昔と比べられないほど強くなった。多くの国は実体経済の拡大、金融リスクへの対策などで成功経験を重ね、地域協力も目覚ましい成果を上げている。昨年のアジアの経済成長率は世界全体を上回り、世界経済に占めるウェイトも上昇。貿易規模は世界全体の3分の1に達し、世界でもっとも活力に溢れる地域となっている」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月24日

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