馬雲氏、世界電子貿易プラットフォームの構築を呼びかけ
馬雲氏、世界電子貿易プラットフォームの構築を呼びかけ。
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アリババ・グループの馬雲会長は23日、ボアオ・アジアフォーラムに出席し、世界貿易に加わるよう中小企業に呼びかけた。馬氏は、貿易のチャンスが少ない発展途上国の零細企業向けのeWTP（世界電子貿易プラットフォーム）という構想について、初めて説明した。
馬氏は、中小企業は世界経済の中で非常に重要な力を発揮していると指摘した。G20のGDPの半分以上は、中小企業によって創り出されており、かつ雇用拡大と革新に多大な貢献を成し遂げている。しかし中小企業は、世界市場進出、制度、プラットフォーム、インフラといったいくつかの問題に直面している。
馬氏は貿易の壁の打破を呼びかけ、「未来の貿易は誰もが参与できるようになる。自宅に畑がある人は、そこから収穫した農作物を村や県の人に売るのではなく、このプラットフォームを通じて世界各国に販売する。消費者は全世界のすべての場所のものを購入する権利を持つ」と述べた。
馬氏は、「そのためこのフォーラムという場を借り、eWTPを構築するよう全世界に呼びかける。このプラットフォームはグローバル化に参与する機会を持たない8割の企業、零細企業、発展途上国に特化する」と話した。eWTPとは「Electronic World Trade Platform（世界電子貿易プラットフォーム）」のことで、斬新な構想だ。馬会長は、貿易と文化の共有を目的に挙げた。
馬氏は、「eWTPの構築は、WTOの構築よりも難しい。しかし現在すでに、世界貿易ルールに対するさらなる改善の条件を備えている。これまですべての貿易はグローバル企業と先進国を支援するものであったが、当社は今後30年に渡り8割の中小企業、8割の発展途上国、8割の女性と若者に特化する」と語った。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2016年3月25日
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