上海ディズニーが6月開園、通年の入園者数は1200万人超か
上海ディズニーが6月開園、通年の入園者数は1200万人超か。
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上海ディズニーランドのチケット販売が3月28日に始まった。開園は6月16日。業界関係者は、上海全体の観光産業をけん引し、テーマパークの開業を促すと分析した。中国本土は「テーマパーク経済」を迎えようとしている。
上海ディズニーランドのチケット、テーマホテル、中国語版のミュージカル「ライオンキング」の予約販売が、28日未明に始まった。消費者は「タイムセール」のような意欲を見せ、公式サイトがダウンする事態となった。記者が同日昼、複数のネットショッピングモールで上海ディズニーリゾート公式旗艦店にアクセスしたところ、ホテル込みで1泊2日のチケットの予約可能な日付が6月29日になっていた。つまり6月16日の開園から28日までの13日のチケットは、すでに売り切れとなっている。
上海ディズニーランドのチケット販売が活況を呈することは予想されていた。業界関係者は、上海全体の観光産業をけん引し、テーマパークの開業を促すと分析した。上海極地海洋世界、長隆楽園、約10ヶ所の万達文化観光城が中国本土の各都市で発展し、全国を「テーマパーク経済」が席巻することになりそうだ。
国泰君安証券は、上海ディズニーランドの2016年の入園者数は延べ1200万人以上に達し、毎年300−500万人のペースで増加すると予想した。うち海外からの入園者数は延べ300万人以上の増加を見越している。平日の370元の入園料に基づき計算すると、上海ディズニーランドの通年のチケット売上は44億元以上になる。
上海ディズニーランドは運送業、ホテル業、都市交通業、外食業など、旅行細分化産業の経済成長をけん引する。国泰君安証券は、1元で8元の経済効果が期待できると想定した上で、上海ディズニーランドは観光産業に350億元の経済効果をもたらすと予想した。
調査会社・易観智庫観光研究センターの姜昕蔚氏は、「上海ディズニーランドは上海の観光産業の発展を力強く促す推進剤になり、上海の観光産業、特に外食業やホテルサービス業の高度成長を促す。また上海の文化産業、観光用の不動産業界、小売業に対しても積極的な力を発揮するだろう」と分析した。
旅行サイトの阿里旅行は、テーマパークのチケット購入者の所在地を分析すると、地理的要素が大きな影響を及ぼしていることが分かるとした。香港ディズニーランドと香港海洋公園を例とすると、広東省の入園者数が全国最多となっている。つまり上海ディズニーランドにも、周辺の江蘇省・浙江省から入園者が集まることになる。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2016年3月29日
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