中国は急ブレーキを踏むとともに、調整期に大きく足を踏み入れた。中国は創新と創業を新たな成長エンジンにしようとしているが、そのリスクと危機については正しい評価と認識が待たれる。「伝統的な製造業と輸出が低迷するなか、創業創新の推進は成長鈍化を解決する一時的な対策にすぎないようだ」と、米ウォールストリートジャーナルが報じた。
日本経済新聞も、製造業の大規模なリストラについて、消費を下支えする新興中間層の収入を奪う可能性が高いと指摘。小売業やサービス業が新たな雇用の受け皿となるかが、大きな問題だとしている。
ブルームバーグは、「賃金の急増を容認し消費主導型の成長を目指すか、それとも賃金の急増を抑えて輸出競争力の低下と労働コストの上昇を回避するか、結局のところはそれが問題だ」と締めくくった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月30日