美的は、双方のサプライネットワークやチャネルでの優位性が生かすことで、世界市場での販路拡大が図れるとしている。東芝の製造力、技術力と美的のサプライチェーンシステム、大規模製造で培った経験は大きな相補性が見込まれている。
家電業界の専門家、劉歩塵氏は、美的にとって「今回は非常に割のいい取引だ」と指摘。日本や東南アジア市場への参入には、東芝ブランドの影響力、特許技術、チャネル力がプラスに働く。2015年度の美的の売上高は210億米ドルに上り、うち海外販売が全体の4割超を占める80億米ドルだった。美的と東芝の提携でシナジー効果が得られ、双方の国内外での事業成長に繋がるとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月31日