「2015年中国幸福小康指数」調査から取りまとめられた「最も幸福度の高い職業」ランキングによると、最も幸福度の高い職業トップ10は順に、「自由業者」「教員」「官僚」「芸術家」「一般公務員」「ツアーガイド」「民間企業家」「フィットネス・トレーナー」「俳優」「創業者」だった。ラジオ・中国之声「央広新聞」の報道を引用して央広網が伝えた。
「自由業者」がトップに立ったことから、労働時間の自由度が高い職業に就きたいという人々の願望が伺える。続く第2位に「教員」が入ったことは、大きな論議を巻き起こす可能性がある。「自分の職業が幸福感をもたらす」とは考えていない教師がかなり多いことから、第2位へのランクインに猜疑の眼が向けられることも当然かもしれない。だが、某メディアは、「教員という職業の素晴らしい点は、子供たちと過ごすことで童心に帰り、子供たちが夢を叶える助けをすることで、大きなやりがいを感じられ、学生の手助けをすることに達成感が持て、冬休みや夏休みなど規則正しい長期休暇があることだ」と指摘している。最後に取り上げられた冬休みや夏休みが確保できるというメリットについては、多くの人々が認めるところであろう。
第3位は官僚、第5位は一般公務員だった。安定した収入、立派な社会的地位、さらにはある程度の福利厚生といった点から、これら2つの職業は、「非常に好ましい職業」であると人々に見なされているようだ。官僚と公務員がランクインしたことは、これらの仕事が従事者に達成感をもたらすからであり、経済的な条件が改善されるとより幸福になれるという理由からではない。