米フォーチュンの3月31日の報道によると、2020年に米国は中国を抜き世界一の製造強国になるという。
2016年の米大統領選で焦点となるテーマは、米国工業の競争力だ。米国経済の優位性への自信喪失に関する議論で、トランプ候補とサンダース候補は派手な表現を好んで使う。
2人の候補者はいずれも最近の貿易協議を低く見ている。これらの貿易協議は中国やベトナムのような国との競争に米国が勝てないことを証明しているからだという。中越両国の労働力はより安価になり、環境関連の規制もそれほど厳しくないことを根拠に挙げる。
しかし製造業の現場のマネージャーは、米国の指導者にも増して米国の将来について明るい見方を持っている。デロイト・トウシュ・トーマツと米競争力協議会が31日に発表した2016年世界製造業競争力指数によると、米国は中国に続いて世界で2番目に競争力のある国とされている。また、世界製造業のマネージャーは、2020年には米国が世界で最も競争力のある製造業国家になると予想している。